Xiaomi 18 Proシリーズ発表。2nmチップとAI対応の背面ディスプレイを搭載
Xiaomi 18 Proシリーズが登場した。今回は標準モデルを伴わず、まずは6.4インチのXiaomi 18 Proと6.9インチのXiaomi 18 Pro Maxが発売される。両機とも背面ディスプレイ、ライカ監修の2億画素カメラ2基、新しい2nm Snapdragonプラットフォーム、HyperOS 4を採用。違いがはっきり出るのは、バッテリー、冷却性能、そしてPro Maxだけに搭載されるLOFIC対応メインカメラだ。

価格は5,999人民元から。発表後すぐに販売が始まった。安い機種ではないが、小さいProはもう機能を削ったモデルではない。Maxは大画面、電池持ち、撮影性能の上限をさらに伸ばすという位置づけだ。
見慣れた背面デザインが、すっきりまとまった
Xiaomi 17 Pro以来、背面ディスプレイはナンバリングシリーズを象徴する意匠になった。18 Proシリーズでは一度きりの仕掛けに終わらせず、自由にカスタマイズできる「百変背屏」へ発展。カメラと画面の周囲をより平らな一体構造にまとめ、緩やかに湾曲したフレームと合わせた。前世代のように背面へ部品を重ねた印象は薄い。

通常モデルのカラーはギャラクシーブルー、アイスピーチピンク、ブラック、ホワイトの4色。なかでもギャラクシーブルーは、真珠のような光沢の背面と濃紺の背面画面の組み合わせが映える。遠目には控えめで、近くで見ると表情がある。

前面にも実用的な変更がある。四辺のベゼルは0.99mmまで細くなり、本体を大きく膨らませずにProは6.4インチ、Pro Maxは6.9インチの画面を収めた。どちらもSuper Pixel 2.0ディスプレイ、M11発光システム、新しい緑色発光材料を採用する。発表会では複数の利用シーンでピーク輝度が最大4,000nit、色域はBT.2020をカバーすると説明された。
画面を明るくするより気になる、ハードウェア式のぞき見防止
スマートフォンの画面は毎年明るくなる。それより今回注目したいのは、ハードウェアレベルのスマートプライバシー表示だ。正面からは普通の画面と大差ないが、斜めから見ると文字や画像を判別しにくくなる。

オンとオフだけではない。チャットや写真アプリを対象に指定すれば、通知、フローティングウィンドウ、マルチタスク画面も隠せる。カスタマイズ可能なAIボタンを押して、画面全体の保護を一度に有効にすることもできる。
電車やエレベーター、会議室では役立ちそうだ。ただし、斜めから見たときの明るさや色、消費電力への長期的な影響は実機で確かめる必要がある。発表会のデモだけでは判断できない。
小さなProでも、望遠を諦めなくていい
小型のフラッグシップを選ぶと、電池や望遠カメラで妥協することが多かった。18 Proの強みは、主要な撮影仕様をPro Maxと共有すること。1/1.28インチセンサーの2億画素メインカメラに、1/1.56インチセンサーの2億画素ペリスコープ望遠が加わる。

望遠はネイティブ焦点距離75mmで、光学3.2倍、最大12.8倍のロスレスズームに対応。2群のレンズを動かすフローティングフォーカスでは、最短12cmの望遠マクロ撮影もできる。画素数を増やしただけではない。ポートレートやステージ、少し離れた被写体を撮るために、Pro Maxを選ばなくてもよくなった。

一方、明確な差もある。メインカメラにLOFIC技術を搭載するのは18 Pro Maxだけ。Xiaomiによれば、1回の露光でダイナミックレンジは16.2EVに達し、夜の看板や逆光の空など、白飛びしやすい明部を抑える。コンサートや夜景、窓を入れた室内写真をよく撮るなら、フィルターが増えるより実用的かもしれない。

AIは撮った後の加工だけでなく、撮影中にも
Xiaomiは「伝奇一瞬」と呼ぶ大規模モデルを使った画像機能をProシリーズ全体に導入する。端末上での撮影とクラウド処理の二本立てだ。AI撮影アシストは撮る前に位置を認識し、人気の撮影地点を提案。ファインダーでは構図を分析してフィルターを選び、被写体にポーズの調整も促す。
撮影後に画像を生成するより、日常の撮影に近い使い方だ。観光地でどこに立てばいいか分からない、構図の重心がずれる、人物が硬い表情になる。そんな悩みを狙っている。提案の精度、クラウド処理の待ち時間、仕上がりが過度に加工されないかは、正式版の安定性を見てから判断したい。
背面ディスプレイが、アプリを作れる小画面に
背面ディスプレイはメインカメラでの自撮り用画面になり、動く通知やショートカット、小さなゲームも表示する。さらにAIでアプリを作成できるようになった。ゆで卵のタイマー、水分補給の記録、ポモドーロタイマー、単語カード、昼食をランダムに決めるツールまで、自分で用意できる。

初回から100種類を超える背面用アプリカードがあり、写真から専用の壁紙も生成できる。Xiaomiが公表した前世代の利用データでは、アプリカードの利用は1日400万回超、新しい壁紙は1日350万枚超。少なくとも発表会で光るだけの飾りではない。今後の使い勝手は、サードパーティー製カード、電力管理、AI作成ツールの自由度にかかっている。
2nm Snapdragonを初搭載。Maxは持続性能も重視
Xiaomi 18 Proには第6世代Snapdragon 8 Elite、Pro Maxには第6世代Snapdragon 8 Ultra Eliteを採用する。いずれも2nm GAAプロセスで製造され、CPUの最大クロックは5GHzだ。

発表会の数値によると、新GPUは性能が35%向上し、消費電力は40%低下。NPUの推論性能は80%、総合演算能力は15%向上したという。これらはXiaomiとチッププラットフォーム側が示した実験室での数値だ。ゲームのフレームレート、本体温度、電池持ちは同条件で実測してこそ比較できる。
Pro MaxにはOFFSET PoP高熱伝導パッケージと新世代の環状冷却ポンプも入る。チップのコアとメモリーの位置をずらし、放熱できる面積を広げる仕組みだ。短いベンチマークでは差が小さくても、長時間のゲーム、動画撮影、端末上でのAI推論では持続的な冷却が効いてくる。
小型Proに7,000mAh、Maxには8,500mAh
18 Proは7,000mAhの金沙江バッテリーを搭載。Pro Maxでは8,500mAhに増える。両機とも100W有線急速充電と50Wワイヤレス充電に対応し、バッテリーのシリコン含有率は32%だ。

6.4インチの本体に7,000mAhを収めた点は、とりわけ魅力的な仕様だ。8,500mAhのPro Maxは、長時間のゲームやナビ、撮影に向いている。ただし容量だけで電池持ちは決まらない。5GHzでの高負荷動作、画面の明るさ、背面画面の常時表示、システムの制御も影響する。
シリーズ共通でUWB接続、3スピーカーのステレオ音響、IP66/IP68/IP69の防塵・防水に対応。Pro Maxには0916C X軸リニアモーターも搭載し、Xiaomiは瞬間的な振動量が112%増えたとしている。
HyperOS 4は、端末をまたぐAI操作へ
18 Proシリーズは、Xiaomi MiMo大規模モデルを使うSuper XiaoAI 2.0を組み込んだHyperOS 4を初搭載する。発表会では、ワンタップでの記憶、自律的な思考、複雑なタスクの実行を挙げ、スマートフォン、タブレット、PCをまたぐ情報の処理にも対応すると説明した。

今回のAIは、カスタマイズ可能な背面ディスプレイ、大規模モデルによる画像処理、スマートプライバシー表示、システムエージェントという4つの日常的な場面に組み込まれた。チャット画面に閉じ込めず、撮影、表示、プライバシー保護、端末間の操作で使う狙いだ。
Apple製品との連携も広がる。端末をまたぐロック解除、メッセージのやり取り、クラウド写真の同期、iPhone同士を近づけて写真や動画を共有する機能に加え、Apple Watchでの着信・通知の受信や一部の運動・健康データの同期も挙げられた。対応範囲やXiaomi側アプリの必要性は、正式版のシステムで確認したい。
透明特別版が6年ぶりに復活
Xiaomiが6年ぶりに透明特別版を出す。鮮やかな赤い本体に透明ガラスを重ね、その下のマイクロメートル単位のフィルムで立体的なレリーフ感を演出。前後の画面には透明をテーマにした壁紙を用意し、充電器、ケーブル、ギフトボックスも同じ赤でそろえる。


透明版は16GB+1TBのみで、18 Proが9,999人民元、18 Pro Maxが10,999人民元。「華爾街見聞」は発表後、Xiaomi公式ストアで一時「売り切れ」と表示されたと報じた。在庫は変動するため、最新の状況は購入ページで確認してほしい。
価格と構成
Xiaomi 18 Pro
| メモリー・ストレージ | 価格 |
|---|---|
| 12GB + 256GB | 5,999人民元 |
| 12GB + 512GB | 6,999人民元 |
| 16GB + 512GB | 7,999人民元 |
| 16GB + 1TB | 8,999人民元 |

Xiaomi 18 Pro Max
| メモリー・ストレージ | 価格 |
|---|---|
| 12GB + 256GB | 6,999人民元 |
| 12GB + 512GB | 7,999人民元 |
| 16GB + 512GB | 8,999人民元 |
| 16GB + 1TB | 9,999人民元 |

上記はすべて人民元での価格だ。通常モデル2機種は発表当日の夜に販売を開始した。透明特別版は16GB+1TBの単一構成で別途販売される。標準モデルは今回のイベントでは発表されず、盧偉冰氏は後日単独で発表すると述べた。
ProとPro Max、どちらを選ぶ?
片手で扱いやすいサイズが好きで、望遠も手放したくないなら18 Proが面白い。6.4インチ、7,000mAh、2億画素カメラ2基という組み合わせで、「小型フラッグシップ」が単に本体も仕様も縮小したモデルではなくなった。
電池持ち、冷却、難しい光の下での撮影を重視するならPro Max。8,500mAhのバッテリー、OFFSET PoP、環状冷却ポンプ、LOFIC対応メインカメラは、長く使うほど価値が見えそうな装備だ。
透明特別版はもっと分かりやすい。選ぶ理由はデザインと希少性、赤で統一した付属品。目を引くが、通常モデルよりかなり高い。無理にコストパフォーマンスで正当化する必要はない。
Meydo:ポケットの中のAIパートナー
スマートフォンのAIは音声での質疑応答を超え、撮影、プライバシー、端末間の操作へ広がっている。でも、そうした複雑な場面を離れれば、いつでも話せて、考えを整理するのを手伝い、日々の小さな用事にも付き合ってくれる相手が欲しいときもある。Meydoについて詳しく見る:meydo.ai

Meydo、ポケットの中のAIパートナー。 AIパートナーがいる毎日も、悪くない。
最後に
18 Proシリーズで大きく変わったのは、数字の最高値よりも2つのサイズの役割だ。Proは小ささを保ったまま本格的な望遠と大容量バッテリーを取り戻した。Pro Maxは冷却、電池持ち、LOFICでさらに上を狙う。背面ディスプレイも、見た目の目印から使い道のある第2の画面へ育っている。
もちろん、5GHzの動作、AI撮影アシスト、ハードウェア式のぞき見防止、12.8倍ロスレスズームは実機での検証が必要だ。それでも発表会で示された仕様を見る限り、今回は小さい機種を選ぶ人に先に妥協を求めていない。「万能フラッグシップ」という言葉より、その方が説得力がある。
参考資料
本文の性能、輝度、撮影、AIに関する数値は発表会および現地メディアの報道に基づく。実際の使用感はシステムのバージョン、利用環境、測定方法によって異なる。
